Touch Points/ Contact Points
「マーケティング活動」」とは様々な商品・ブランド情報を、商品情報を様々な手法を使って消費者へ伝え、購買に結び付ける(顧客化する)ことが主要なテーマである。 つまり商品情報の受け手(Audience オーディエンス)を単なる受け手から消費者そして顧客(愛用者)へと心理変容させていくのである。 心理変容させるためにまず検討されねばならないのは商品価値をいかに伝えるかであり、それは、そして消費者となってほしい情報の受け手(オーディエンス)との接点の選択である。 インターネットの双方向性の現代では、そのほかに消費者やオーディエンスが商品あるいは販売企業についてどのような感情やその広がりを持っているのかも慎重に分析されねばならない。 そのような観点からマーケティングを考えるのがCOMMUNICATION TOUCHPOINTSであり、商品情報、ブランド情報が消費者あるいは生活者へ伝わる接点(機会)のことである。
イギリス広告業協会(Institue of Practiceners Association, IPA)では、従来より情報受け手である消費者(オーディエンス)と商品情報などの接点(Contact Points、コンタクト・ポイント、タッチポイントと同義)についてデータを蓄積してきていた。
日本においても、博報堂DYメディアパートナーズ社のメディア接触定点観測によると、総接触時間は2019年発表の調査では411.6分となった。「雑誌」「パソコン」「タブレット端末」では微減であったがテレビ接触時間が150分台を回復し、携帯電話/スマートフォン接触が前年比14%伸び117分台を記録した。 ![]() このように消費者の情報媒体への接触時間は、IoTの時代に入り増加傾向にある。 これはモバイルの機能が単方向の通信手段から、モバイルコンピュータとして進化し、ある意味では不特定多数を対象とする「パーソナルブロードキャスティング」へと変貌している過程にあると考えることもできる。一方でIoTの時代はコンピュータの特性である「通信ログ回析技術」の時代でもあり、端末にインプットされたデータはビッグデータとして格納され、マーケティングをはじめとする企業活動をデータで支えることになる ![]() このように消費者の情報接触状況が続いて刻刻と変化する時代には、消費者の情報接触状況の推移をみながら、消費者へ適切なメッセージを効果的に伝える媒体を把握することが肝要である。 COMMUNICATION TOUCHPOINTS by effie.org
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